うつ病で引きこもり専業主夫の日々・育児ブログ

うつ病とアルコール依存症をわずらった無職、専業主夫のつらい父さんがイクメンになろうと家事や子どもの育児子育てに奮闘する 。闘病記・体験談あり

ミスドでドーナツごときをとても真剣に選ぶかわいそうな男の話

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ミスド ミスタードーナツ

フリーフォトPAKUTASOより引用

ゆめタウンのミスドでドーナツを選ぶ

近所のスーパー「広島ゆめタウン」へ、買い物に出かけた。

 

買い物が終わると、嫁さんが「ドーナツが買いたい」と言うので、そこのフードコートへ向かった。

 

嫁さんは、ミスドへ小走りで去った。

 

ミスタードーナツ ミスド

narafamilyサイトより引用


そんなの買うから太るんだ」とは思ったが、それは言わないでおいた。

 

ぼくはドーナツにはあまり興味がないので、フードコートの空いている椅子を見つけて、買い物袋持ち係の買い物袋をおろし座った。

 

嫁さんは「娘のため」と口では言いながら実は自分のために、嬉々としてドーナツを選んでいた。

 

 

皆さんご存知の通り、ミスドはたいてい縦4段・幅約5メートルぐらいの棚にこんがり揚がった小麦色やチョコレート色のドーナツを並べてあり、自分で好きなドーナツをトレイに取り、レジへ持って行ってお勘定をする。

 

ミスド「買い物工程」の最終プロセスである「レジ」は、ドーナツ棚の左側にある。

 

よって、ここのミスドでは人は右から左へと進んでいくことになる。


嫁さんはいくつかのドーナツをトレイに取ったが、そこから左へ進めなくなった。

 

ドーナツ棚のほぼ中央に、おじさんが停まって、ドーナツを選んでいたからだ。

 

上の棚を見ては、下の棚を見、手元のトレイを見ては真ん中の棚を見る。

 

ミスド ミスタードーナツ
Let's Enjoy Tokyoサイトより引用

 

1分ほど待っても、男は上の棚を真剣に見つめている。

 

2分過ぎても、僕と変わらない50歳くらいの男は、手元のトレイを見つめている。

変なおじさんのせいでミスドの買い物が進まない

嫁さんは、そこで詰まったまま、左へ進めずに居る。

 

・・・・・・おじさん、何やってるんだ、ドーナツごときに。


ぼくは無駄に待たされるのにいらだち、席を立ち、嫁さんの側へ歩み寄った。
 
わざとその男に聞こえるように、しかし嫁さんへ向けて大声で言った。

「なにをドーナツごときで迷いよるんや!」

嫁さんは、僕の意図を理解したらしく、ニヤニヤしながら男を抜かして左に進み、また嬉々としてドーナツを選び始めた。


僕はその男が気になり、観察をはじめた。


黒いジャンパーの下に、サッカーJ1のサンフレッチェ広島のムラサキ色のユニフォームを着ていた。

 

そういえば、今日(先日ね)がサンフレッチェ広島の地元開幕戦だった。

 

似合わないトートバッグから、バケット(フランスパン)が頭をのぞかせている。

 

よくみると、メモ帳を手に握っていた。

 


そのメモ帳にじっと視線を落とし、手元のトレイのチョコレート色やピンク色のドーナツを見つめ、それから上段の棚、真ん中の棚、そしてまたメモ帳に視線を落とす。

 

・・・・・・奥さんに頼まれたのか。ドーナツの名前がわからないんだな。


男は、レジでお金を払っている嫁さんの後ろに並んだ。

 

が、すぐに引き返し、また真剣にドーナツ棚とトレイのドーナツとメモ帳を見比べる。

 

またレジに来るが、悲痛な顔でドーナツ棚へ引き返す。

 

またレジに来るが、悩みながらドーナツ棚へ引き返す。

 


家族連れや、女学生たちで賑わっているフードコートで、悲痛な顔でドーナツの棚を何往復もする男の姿はある種異様、あるいは滑稽だった。

 
ああ・・・・・・わかった!


突然、僕は彼のすべてを理解した。

サッカー大ファンの変なおじさん


つまり、こういう事だ。


(以下、僕の想像)

 

男「あのぅ・・・・・・」

 

奥さん「なんや?」

 

男「今日な、あのな・・・・・・」

 

奥さん「なんね。はっきり言いんさい!」

 

男「今日、サンフレッチェ広島地元の、開幕戦があるんや・・・・・・」

 

奥さん「はぁ? テレビつければ?」

 

サンフレッチェ広島 サッカー

サンフレッチェ広島公式サイトより引用

 

男「いや・・・・・・あのぅ・・・・・・チケットを、買ってしまったんや」

 

奥さん「ハァ? 何やと! そんな無駄金使うんなら、小遣い減らすでアンタ!」

 

男「いや・・・・・・その・・・・・・開幕イベントとかあって、どうしても行きたかったんや」

 

奥さん「ハァ? バッカじゃないの。いい年こいて。何がサッカーね」

 

男「はぃ・・・・・・」

 

奥さん 「ほんならアンタ、エエわ。そのかわし、今日の晩飯、作って。フランスパンに生ハムやらゴーダチーズのサンドウィッチ、それでエエわ。それとロゼかシャンパン。全部、アンタ持ちで」

 

男「はぅ・・・・・・」

 

奥さん 「ついでにミスド行って、ドーナツ買ってきてや。フレンチクルーラーとエンゼルショコラと黒ゴマハニーとストロベリーチュロとヘーゼルナッツチョコとチョコファッションとポン・デ・ショコラや」

 

男「ちょ、ちょっとまって」
 
男は、メモを取り出す。

 

奥さん「ハァ、そんなのも覚えられんのかいな。もう一度言うで。絶対間違えるなよ!間違えたら家に入れんでッ!離婚や!慰謝料たんまりふんだくったるさかいな。よう聞き!フレンチクルーラーとエンゼルショコラと黒ゴマハニーとストロベリーチュロとヘーゼルナッツチョコとチョコファッションとポン・デ・ショコラや!わかったら早よ出て行き!」
 
と・・・・・・いうことだったのだろう。

 

だから悲痛な面持ちでドーナツを選んでいたのだろう。 

 
・・・・・・すまなかった。そんな事情も知らず、大声出して。

 

まとめ:ミスドとスタバの買い物は、女性にまかせたほうがよい

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